HOME > スタッフブログ >スポーツの肩の痛み、肩が原因ではない?
2018/11/20
スポーツをしていると肩が痛くなるという話はよく伺います。
とくにボールを投げたり、ラケットで打つなどのオーバーヘッド動作での肩痛を訴える場合が多いです。
ここで一つチェックですが!
『いつ』痛みを感じていますか?
漠然と肩が痛いと捉えていると、正確な原因がつかめていないかもしれません。
それぞれに実は細かい特徴があります。
腕を振り上げる動作というのはかなり複雑です。
足の親指で踏ん張る動作からはじまって
①足首→②膝→③股関節→④体幹(コア)→⑤肩甲骨→⑥肩→⑦肘→⑧手首→⑨ラケット
と繋がる一連の連鎖があります。
細分化をすればもっと細かく分解もできます。
どの瞬間に痛みが出るかによって治療の手を加えていく場所(上記①~⑨)は様々に変わってきます。
股関節を治すだけでスイングの痛みが軽減することなどはとても良い例だと思います。
肩を上げた時に痛いと言うような情報では不十分になりますので、どの瞬間(上記の1~4)にどの場所(上記の①~⑨)がどのように痛い(ズキッと刺すような?重く響くような?スポーツ中は平気だけどスポーツ後に?)のかを患者さん自身が把握してご来院されると、その後の対応もスムーズになります。
肩が痛いから肩だけほぐしていませんか?
それでは根本的な解決にはなりません!
まずは肩の負担がなぜ増大していたのかを理解し、肩の負担を減らし、本来の適切なスイング動作へと戻してあげることが必要です。
再発する不安におびえることなくスポーツを楽しみたいですね~(*^-^*)