HOME > スタッフブログ >★「腰」や「首」のヘルニアって何だろう★
2025/05/24
皆さんこんにちは!駅前ブログ担当です。
最近、「腰が痛い」「首が回らない」「手足がしびれる」など、こんな症状に心当たりはありませんか?
これらの症状、ただの腰痛ではなくもしかすると“ヘルニア”が関係しているかもしれません。 「ヘルニア」という言葉、テレビやネットで見聞きすることはあるけれど、実はよくわからないという方も多いはず。今回は、腰や首に起こる代表的な“椎間板ヘルニア”について、やさしくわかりやすくご説明します。
「ヘルニア」というのは、体の中の一部が“本来あるべき場所から飛び出してしまう状態”を指す言葉です。実は病名というよりも“状態”を表しています。
その中でもよく耳にする「椎間板ヘルニア」は、背骨の骨と骨の間にある“椎間板”というクッションが外に飛び出し、神経を圧迫して痛みやしびれなどを引き起こす状態のことです。
■ 背骨と椎間板の仕組み
背骨(脊椎)は、首から腰にかけて26個ほどの骨(椎骨)が積み木のように連なってできています。その間には「椎間板」というクッションのような柔らかい組織があります。
椎間板は、真ん中に“髄核(ずいかく)”というゼリー状の部分があり、それを“繊維輪(せんいりん)”という硬めのリングが包んでいます。この構造が、体にかかる衝撃を吸収したり、背骨をスムーズに動かす手助けをしてくれています。
しかし、姿勢の悪さや加齢、運動不足、重い物を持つなどの負荷が積み重なると、椎間板の繊維輪が傷つき、中の髄核が外へ押し出されてしまうことがあります。これが椎間板ヘルニアです。
腰の骨(腰椎)の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫して起こるのが「腰椎椎間板ヘルニア」です。
LV1 時々、押し入り~ふくらはぎにかけて違和感が出る
LV2 ランダム(いつ出るか分からない)にお尻からふくらはぎにかけて痛みやしびれが出る
LV3 長時間立ったり、座ったりしていると、お尻からふくらはぎにかけて痛む
LV4 歩くのがつらく、お尻からふくらはぎにかけて痛む。また、座っていると痛むことが多く、座っていられない。
LV5 歩けないほど、もしくは数歩しか歩けないほどお尻からふくらはぎにかけて痛む。日常生活にも支障をきたす
LV6 筋力低下、感覚異常、拍動減弱、膀胱直腸障害がある
座っているだけでもお尻や脚がジンジンとしびれたり、仕事中に立っていられなくなったりと、生活の質に大きく関わってくることがあります。
重症の場合、歩行困難や排尿障害などを起こすこともあるので、症状が強いときは早めの受診が大切です。
■ 頚椎椎間板ヘルニアとは?
首の骨(頚椎)の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫して起こるのが「頚椎椎間板ヘルニア」です。
スマートフォンやパソコンを見る姿勢が多い方に増えている「ストレートネック」も、頚椎に過度な負担をかけ、ヘルニアの原因になることがあります。
「ヘルニア=手術」というイメージを持たれる方も多いですが、実際には手術が必要なのはごく一部です。
多くの場合は、保存療法(手技療法、ストレッチ、姿勢改善など)で改善が期待できます。痛みの程度やしびれの場所、筋力の低下具合などによって治療方針は変わってきます。
当院では、以下のような施術でヘルニアによる症状の緩和を目指します。
腰や首の痛み・しびれなど、日常でよくある不調の裏にはただの腰痛や首の痛みではなく「椎間板ヘルニア」が隠れていることがあります。
ただし、ヘルニア=すぐに手術ではありません。 早めに身体の状態を見直し、無理なくできるケアを始めれば、自然と楽になる方もたくさんいらっしゃいます。
あなたの体が発する小さなサインを見逃さず、丁寧に向き合ってあげることが、健康への第一歩です。
「もしかして?」と思ったら、いつでもお気軽にご相談くださいね。
あなたの生活が、少しでもラクに、心地よくなりますように。
当院は、下記URLからネットでのご予約も承っております!スタッフ一同お待ちしております♪