HOME > スタッフブログ >肩こりが目の疲れを引き起こす?
2015/06/24
テーマ『肩こり』第二回目のお題は『眼精疲労』です。
頭痛の前触れに強い目の疲れを感じるという事があります。
頭痛と眼精疲労にはいくつかの強い関連性があるんです。
みなさんは『後頭下筋群』というものをご存じでしょうか?
知らない人も多いと思いますが、これは頭の後ろと首の一番上をつなぐ、深くにある筋肉の集まりの事です。
この筋肉群の特徴は目の動きと連動して動くことにあります。
右に目を動かせば、頭を右に向けるように活動します。
左に動かせば左に、斜め上を見れば斜め上に頭を向けるために働きます。
さて、ここで問題になるのは目を動かしながらも頭を動かさない時です。
想像してみて下さい…
あなたがパソコンを見ている時、スマホを見ている時…
目は動かしながらも頭は固定されていませんか?
何気なくしていますが、目を動かしたら頭はそっちに向きたがっているのです!
ですが、目だけを動かしていますよね?
それが何度も何度も、毎日毎日繰り返されると、後頭下筋群は次第に固まってしまいます。
この筋肉が硬くなると、それに引きずられるように眼球の運動自体も鈍くなります。
眼球を動かす筋が硬くなるのです。
すると目が上手に動かず、ゴロゴロしたりして眼精疲労がおきるのです。
それに加えて、この筋肉の下を脳に血液を送る動脈が通っています
硬くなると圧迫され、脳に血が行かなくなる。
血が足りないと組織は痛みを発しますので、脳の場合は頭痛になるわけですね。
これが前回お話しした『緊張性頭痛』の一因です。
顎を突き出した悪い姿勢だと、さらに後頭下筋群はあっという間にカチカチになります。
寝てもとれない目の疲れ…
後頭下筋群がカチカチになっていませんか?